2013年06月10日
スナイパー訓練(2)

スナイパーは撃つだけでなく、監視・偵察活動に積極的に活用されますので、その辺の訓練もあります。色々な状況を想定して、移動中のトラックの上から撃ったりもしました。また、圧倒的に火力が弱いですから、敵部隊と遭遇した際の離脱訓練も徹底的にやります。そのため装備品は、通常の歩兵の装備一式に加えて、スナイパー・ライフルやスポッティング・スコープ等を携行します。
少し古い映画ですが、トム・クランシー原作の「今そこにある危機(Clear and Present Danger)」は覚えていますか?スナイパーの訓練プログラムで、監視役がトラッカーに指示を出してスナイパーの捕獲にあたるシーンがありましたが、ストーキング訓練ではそれと同じように、もちろん実弾で実施します。
標的の大きさは25×15センチ(人の頭部とほぼ同じサイズ)。標的の両側には、トラックの荷台に乗った監視役が2チーム(合計6名)。監視役の指示で動くトラッカー兼助教が1名。スナイパーチームは、射手1名と観測手1名の2名1組。ギリースーツなし。そして、安全監視を兼ねたインストラクターが1名。この編成でチームや役割を交代しながら、連日、日の出から日没まで何度も何度もやりました。
Posted by Shadow Warriors Training at 15:05
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