2014年08月09日

FBI射撃検定(2)

FBI射撃検定(2)
 では、前回の続きとして、2013年1月から実施されているFBIピストル射撃検定の内容を紹介します。

新検定

弾数:60発(60点)
採点方法:命中弾は1点、非命中は0点
検定基準:エージェントは48点(80%)以上、教官は54点(90%)以上
射撃方法:全弾をコンシールドホルスターからドローして射撃する
使用標的:QIT-99シルエットターゲットFBI射撃検定(2)

ステージ1
距離:3ヤード
弾数:12発
1)利き手のみで3発;3秒以内
2)利き手のみで3発;3秒以内
3)利き手のみで3発、持ち替え、非利き手のみで3発;8秒以内

ステージ2
距離:5ヤード
弾数:12発
1)両手射ちで3発;3秒以内
2)両手射ちで3発;3秒以内
3)両手射ちで3発;3秒以内
4)両手射ちで3発;3秒以内

ステージ3
距離:7ヤード
弾数:16発
1)両手射ちで4発;4秒以内
2)両手射ちで4発;4秒以内
3)両手射ちで4発、エマージェンシー・リロード、両手射ちで4発;8秒以内

ステージ4
距離:15ヤード
弾数:10発
1)両手射ちで3発;6秒以内
2)両手射ちで3発;6秒以内
3)両手射ちで4発;8秒以内

ステージ5
距離:25ヤード
弾数:10発
1)号令と同時に遮蔽物の陰に移動、立射ち(両手)で3発、膝射ち(両手)で2発;15秒以内
2)同じドリルを繰り返し

 以上が現行のFBIピストル射撃検定課目となります。残念ながら、まだまだ「完璧」な実戦的射撃からはほど遠いですが・・・
欲を言えば、故障排除と移動間射撃が追加されるべきです。勿論、別の検定課目としてローライト射撃が必要です。

 SWTはFBIや連邦航空保安官を始めとした様々な機関やスクールの検定課目をノウハウとして蓄積しております。今後、プロ用と一般用に各種の検定課目だけを詰め込んだ「Qコース(Qualification/検定コース)」を作成する予定ですので、ご興味をお持ちの方はご期待下さい。



Posted by Shadow Warriors Training at 23:12 │小ネタ