2014年01月23日

SHOT SHOW 2014


 ラスベガスにて1月14日~17日の日程で開催された「SHOT SHOW 2014」に私の友人達が訪れました。「新しい銃とか装備には興味ないので、とにかく面白い写真を撮ってこい!」と頼んでいたところ、TNVC社のブースで上の写真を撮ってきてくれました。

 あと、あれば便利そうな装備としては、LEDライト付きのグリムロック。これは確かに便利かも。


 夜な夜なパーティー三昧で、友人の1人は風邪をうつされたとのこと。毎年この季節はラスベガスでも風邪が流行るそうで、特に不特定多数の人間が集まるSHOT SHOWでうつされるケースが多いそうです。なんにせよ非常に楽しかった様で、やっぱり一緒に行けば良かったと今更思っています。  

Posted by Shadow Warriors Training at 11:11小ネタ

2014年01月21日

Operation: RED WING (2)


 ローン・サバイバイー観ました。ゆっくりとした感じで始まり、中盤からは一気に進む感じで、2時間あっという間でした。以後ネタバレ注意!

 崖からの転落シーンは勿論痛そうでしたが、個人的には村人の家にて身体から破片を抜き取るシーン(1時間40分辺り)が一番見ていてリアルに痛みを感じました。自分なら手元にある道具でなにをどうするのか、観ながら真剣に考えていました。

 ラストではアフガニスタン人全員が敵ではなく、平和を望むアフガン人もまたタリバンと闘っているとのクレジットもあり、良かったと思います。ああいうのがないと、アフガン人=タリバン、イラク人=反米勢力との図式を単純に植え付けられてしまう人々が居るでしょうから。

 戦闘シーンにリアルさを持たせるために、俳優たちは現役・退役を含むSEAL隊員から徹底した訓練を受けたようです(若干、ガンハンドリングには一部好ましくない手法もありましたが)。戦術面では参考になりますので、是非見てみてください。劣性に立たされた状況でも各自がやるべきことをしっかりとやり遂げています。具体的には戦闘時に必要な3つの行動(撃つ・移動する・連携する)ですが、状況を判断して情報を共有するといった最も重要な部分がしっかりと描かれていました。

 コミュニケーション(伝達・情報共有を含む連携)は最も戦術的に重要な要素であるにも関わらず、銃撃戦時(極度のストレス下)では一番崩れ易いものです。個人プレーヤーの集まりはチームではありません。機能するチームには鉄壁のチームワークが存在します。訓練の参考として下さい。  

Posted by Shadow Warriors Training at 20:27小ネタ

2014年01月15日

Operation: RED WING


 マーク・ウォルバーグ主演の映画「ローン・サバイバー(原題:Lone Survivor、日本公開は2014年3月21日)」のワンシーンです。

 2005年6月にアフガニスタンのKunar県にて実行されたレッド・ウイング作戦を基にした映画です。マーク・ウォルバーグが本作品の主役であり、この作戦の全貌を執筆した元SEAL隊員マーカス・ラトレルの役を演じています。

 この作戦では、11人のSEAL隊員と8名の第160SOARが戦死し、1名が負傷しました。作戦は、浸透・偵察段階であったレッド・ウイングⅠと偵察チーム(ラトレルを含めた4名のSEAL)の救出段階であったレッド・ウイングⅡとが存在しましたが、この映画では第1段階と第2段階の双方が描かれています。

 この手の映画ではしばしば残念な結果に終わることがあります。役者の動きが悪かったり、事実と異なっていたり、内容が変えられていたりと、映画化するにあたって原作や現実から離れてしまうケースが少なからずあります。しかしながら、この映画はそこそこ期待出来そうです。と言うのも、原作者であるラトレル自身を良く知る人物がプレビューを観て満足しているからです。プレビューを観たのは元SEALのブランドン・ウェッブ氏で、彼はラトレルがSEALスナイパーコースを受けている時の教官であった方です。

 また、この物語の登場人物で戦死者であるマイケル・マーフィー大尉(SEAL)は、死後名誉勲章を授与されており、その後就役した米海軍の艦船(アーレイバーク級第62番艦)にその名がつけられています。

 ちなみにラトレル氏はスナイパーコース等を修了していますが、本業はSEALメディックです。また、映画ではSEAL隊員として出演しています。

 国内封切りまであと2ヶ月ほど。期待して待つとしましょう。  

Posted by Shadow Warriors Training at 20:19小ネタ

2014年01月11日

トラブルに備えよ!


 またまたスタックです。装備の装着要領が悪いとか、装備しているライトが好ましくないとかはここでは置いておき、決定的なミステークがあります。お判りでしょうか?

 中央の隊員の小銃には光学装置(トリジコン)が装着されていますが、何とフロントサイトとリアサイトがありません。私にとっては、「ありません」のレベルを超えた「ありえません」てな話しです。

 彼はトリジコンが絶対に故障しない自信があるのでしょうか?もし故障したら、テキトーに狙った感じで撃つのでしょうか?サイトがないからトリジコンが故障したら撃たないと決めているのであれば、部隊は火力が低下することを許しているのでしょうか?

 アメリカでは実に様々なタイプの銃を見る機会があります。メーカーが販売する純正品に飽き足りないユーザーが、後付けのアクセサリーで「改造」した銃のことです。見た目重視や新しいもの好きなど実に様々なタイプがありますが、この写真のように銃本来の機能を殺してしまっていては本末転倒です。

 光学装置やGPSはテクノロジーです。それらは予期せぬ理由で突然故障します。それらを装備し使いこなせることはForce Multiplierとなりますが、サイトやコンパスなどのローテク装備をバックアップとして使いこなせないようでは意味がありません。更に突然のトラブルを予期せずに何も用意していなければ、現場で待っているのはパニックとカオスしかありません。

 訓練は常にトラブルを想定して行う必要があります。そうすることで本当に持っている装備が使えるのか?普段のテクニックが役に立つのか?いつも通りのやり方でチームが動けるのか?といったことが身をもって解ります。  

Posted by Shadow Warriors Training at 07:49小ネタ

2014年01月05日

そこは我慢せなアカンで


 はい、スタックの写真です。何か問題があるでしょうか?

 突入先がどんな場所か分かりませんので、マズル・アップかマズル・ダウンかどちらが正解かははっきり言えません。従ってこの写真から銃口方向についての判断は「保留」とします。

 しかし、決定的なミステークがあります。それは、後ろに並んでいる隊員が皆一様に前の状況が気になって顔を覗かせていることです。中には前の隊員の肩口から顔を出している者もいます。

 確かに気にはなります。しかしグッと我慢するのがスタックの基本です。スタックを組む理由は被弾率を避けるためです。なので、前の隊員にぴったりと重なるのが基本です。前の状況が気になるのは分かりますが、前の状況は最前列の隊員から伝達されます(勿論、1番員が撃たれて伝達出来なければ2番目の隊員が行います)。つまり、後ろの隊員は前の隊員の身体(むしろ防弾ベストとプレート)にしっかりと重なって自分を守ることと、しっかりと重なって後ろの隊員のための盾となることが重要です。

 はっきり言います。CQBは敵の弾に当たる覚悟が必要ですし、大抵の場合当ります。だから防弾ベスト、プレート、ヘルメットなどを装着するのです(加えて戦闘衛生技術の習得が重要となります)。そして当たっても助かるように、スタックではぴったりズレずに重なる必要があるのです。

 ラグビーでよく言われる「1人は皆のために、皆は1人のために」がCQBでは如実に表れます。自分がズレれば自分が被弾する確立が上がるだけでなく、後ろの隊員に対する防御率を下げることにもなります。

 それは単なる戦術ではありません。勝つためには戦術は重要ですが、生き残るためには戦術だけでは不十分です。そこに必要なのは「チームワーク」です。  

Posted by Shadow Warriors Training at 11:47小ネタ