2014年03月21日

ロー・ライト(2)

 いやいや、それやったら結局どんなライトがええんか分からんやんか?との意見もあるでしょうから、参考までにもう少し書きます。

 自前で買うなら、お勧めはSurefire、Streamlight、Insightが良いかと思います。耐衝撃(リコイル)性に優れた回路を有しており、長年のタクティカル・ライト製造に関するノウハウを有しています。一般的にはボディーの後端部にスイッチのあるタイプ(写真上・Surefire)と、首の辺りにスイッチのあるタイプ(写真下・Streamlight)がありますが、どちらでもOKです。

ロー・ライト(2)
ロー・ライト(2)

 官品と同じタイプのスイッチしか規則によって使えない場合もありますので、スイッチの場所に関しては両タイプともOKです。近年のロー・ライト射撃では前出のタイプのライトを用いたやり方が主流ですが、その様なライトが市場に出回る以前では後出のタイプのライトを用いたやり方が存在しました。後出のタイプのライトしかない場合は、それら一昔前のやり方を用いれば良いだけです。

 明るさに関しても最低でも60ルーメンあればOKです。「明るければ明るい方が良い」という訳ではありません。使用する環境によっては明る過ぎることが問題になる場合もあります。単に明るさにこだわるよりも、照射時間を検討すべきです。

 ただ絶対に譲れない要素もあります。それは防水仕様であること、そして、間欠点灯スイッチを備えていることです。間欠点灯スイッチとは、押している間だけ点灯するタイプ(離すと消灯)のものを言います。押すと「カチッ」と音がする常時点灯タイプは戦術向きではありません。前にも書いたとおり、点けたい時に直ぐに点かないだけでなく、消したいときに直ぐに消せないと命取りになります。

 SWTのロー・ライトを受けたい方は、とりあえず手持ちのライトをご持参下さい。わざわざ新しく買う必要はありません。コースの中でどんなライトがプロの現場で必要か「じっくり&こってり」レクチャーしますので、それを参考に受講後に購入されることをお勧めします。

 最後に、ベゼル部にスパイクが付いているタイプのライトを打撃武器として使用する際には注意が必要です。スパイクで殴った際に相手が出血した場合は返り血を浴びることになりますが、血液感染症の危険性を考慮したことはありますか?物体の破壊に用いるには有用なオプションですが、人体に対し使用する場合は諸刃の剣であることを理解しておいて下さい。



Posted by Shadow Warriors Training at 21:42 │小ネタ