2013年08月16日

射撃の基礎とテクニックの違い

 SWTのトレーニングでは海外の特殊部隊などでも実証済みのプログラムを教えていますが、射撃の基礎とテクニックに至っては国内の各機関で教えられているものから少し異なります。用語の説明から始めますが、射撃の基礎とは、狙った場所に弾を命中させるために必要最低限な技術のことであり、射撃のテクニックとは、より正確かつより早く、狙った所に弾を命中させるために必要なプラスアルファの技術です。

 射撃の基礎と言うと、国内ではグリップや呼吸のコントロール、それに姿勢(スタンス)などが含まれますが、SWTではそれらはプラスアルファのテクニックであり基礎とは位置付けていません。SWTでは射撃の基礎はサイトピクチャートリガーコントロールフォロースルーのたったの3つだけと教えています。特にCQBではこの3つだけを忠実に守れば然るべき結果を得ることが出来ます。更に言えば、CQBでは完璧な両手によるグリップは要求されず、またウィーバーやアイソセレスなどといったスタンスに至っては全く気にする必要がありません。むしろ、両手での完璧なグリップや競技射撃のお手本のようなスタンスを重視していては、戦術面を疎かにしてしまいます。

 ほんまかいな?と思う方は、是非一度トレーニングを受けてみて下さい。SWTでは、何をするかだけでなく、理論的にも実践的にも何故そうなのかを教えています。



Posted by Shadow Warriors Training at 10:14 │小ネタ