2018年08月12日

CQB戦術、ソロvs.チーム(1)

CQB戦術、ソロvs.チーム(1)
 ここ暫くアホみたいに忙しくしてましたので、随分と久しぶりの投稿になります。待っていた皆さん、どうもお待たせ致しました。SWTは生きてますんで、よろしゅう頼んます。別に待ってなんだ方はどうでもええわ。銃器のスペックとか装備品のレビューとか、銃撃戦をするうえで何の役にもたたん知識でも身に付けてくれ。

 では、今回のテーマはソロとチームの場合におけるCQB戦術についてです。ソロでCQB?と疑問を投げかけられるかと思いますが、決して非現実的ではありません。部隊とはぐれたり部隊が壊滅したりで、何とか別の部隊と合流するまで生き延びるには単独でその場を切り抜ける必要があります。また、制服警察官にとっては、一番乗りで現着したら誰か応援が来るまで単独でその場を切り抜ける必要が生じます。

 勿論、人質を取って要求を述べてくる立て籠もり事案と、今まさに殺害行為が行われているアクティブシューター事案とでは取るべき戦術は異なりますが、今回のテーマでは迅速な武力介入が必要なケースに絞ります。まあ、反対のケースでとりあえず包囲して犯人が疲弊するのを待つ「トラディショナル」な戦術は「組織」が得意としていますので、SWTでは一切教えてませんので。

 では、武力介入が必要となった際にソロであろうがチームであろうが、先ずは何が必要となるでしょうか?
武器?防弾装備?通信装備?人員?残念ながら、ここに挙げた全ては不正解です。そんなもん、その時に現場にあるもの以外存在しませんので、贅沢を言っている暇はありません。あるものだけで対応するしかないのが実情です。では、それら物理的なものでないとすれば、何が必要なのか?SWTで訓練を受けた方々はもう答えはお判りだと思いますが、答えは「マインドセット(戦術的心構え)」です。
(2)へ続く



Posted by Shadow Warriors Training at 23:27 │小ネタ