2018年07月08日

射場のデザインと訓練レベルについて(3)


 また、バリケードは出来る限りリアルなものを用いるのがより効果的です。この写真の様に実車を用いることで、隠れながら射撃をするにはどの様な姿勢が望ましいか、どの様な装備品の配置が好ましいか、といったことを訓練にて見出すことに繋がります。更に、ペラペラの板からなるバリケードと異なり厚み(奥行き)があることから、バリケードの向こう側がクリアか否かの確認が容易でなくなります。よって、バリケードの向こう側に脅威が残った可能性のある場合を考慮したバリケードの使い方も学ぶことが出来ます。


 加えて、1人で演練した後は、ペアやチームで同じセッティングで訓練をすることで、ペアやチームでのバリケードの使い方や注意点を実体験を持って学習することが可能となります。

 そして訓練生にストレスを与えるオプションが必要であれば、煙幕や閃光手榴弾を用いたり、民間人を模した撃ってはならない人形などを無造作に配置することも出来ます。なお、この場合、撃つべき標的と撃ってはならないものは出来るだけ似せるべきです。識別のために全く異なるものを使うのは見ただけで撃つ・撃たないの判断が容易に出来ますので基礎段階以外ではあまり意味がありません。むしろ、見分けがつき難いほうが、より標的に対する認識と思慮深さがそれぞれの射手に問われますので、特に煙幕などで視界が悪い場合はストレス度の高い非常に有意義な訓練が可能となります。
(4)へ続く



Posted by Shadow Warriors Training at 20:20 │小ネタ